【Snow Board】JSBAC級インストラクター認定講習会 受講してきました ~受講前編~

スノーボード

以前から取得したいと思っていた、日本スノーボード協会(JSBA)のC級インストラクターの認定講習会を2025年6月21(土)、6月22日(日)の2日間で受講してきました。
今回、公式からアナウンスされる情報だけでは
事前に準備すべきこと、心構えなど、よくわからず困惑した点も多かったので
記録として残しておこうと思います。
これから資格取得を考えている方、実際に受講を予定している方の
参考になりましたら幸いです。

JSBA(日本スノーボード協会)は1982年に発足したスノーボードの普及、技術向上、安全確保などを目的とする団体です。

  • 日本全国のスキー場にスクールを開校
  • バッジテスト/TECH TESTといった技術認定の実施
  • インストラクター認定制度による、数多くのインストラクターの輩出と教育システムの均質化

このようなことを通じて日本におけるスノーボードの普及に貢献してきた団体です。

スノーボードの歴史がまだ50年程度しかないのに
発足して40年以上も経っているというのが驚きです

【日本スノーボード協会】 JSBA Official Site|協会や入会の説明、大会情報やスノーリゾートの情報を掲載
日本スノーボード協会(JSBA)の公式サイトです。協会や入会の説明、大会情報やスノーリゾートの情報を掲載しています。

インストラクター制度は「JSBA認定スクールでインストラクターができる資格を付与する制度」
と言えます。

全国どこでも個人で自由に人に営利目的でスノーボードを教えられるライセンスではない!

点に注意が必要です。今回の講習会でも講師の方がこの点を勘違いしないようにと
特に強調して仰ってました。

C級〜A級の3段階

ライセンスにはC~Aの3種類あり、C→Aの順に上級の資格になります。
いきなりA級を取ったりはできず、C→B→Aと段階を踏んで上がっていかなくてはなりません。

C級を受けるにはバッジテスト1級取得が必須!

C級インストラクターになる際、実技テストはありません。
(B級とA級はあります)
その代わりに、バッジテスト1級の取得が申し込みの条件になっています。

バッジテストはスノーボードの基礎的なスキルを持っているか認定する試験で
5級→1級の順に難しくなっていきます。
要するに
基礎的な技術をしっかり身につけていないと、インストラクターにはなれないよ!

ということですね。まあ、当然と言えは当然。

ちなみに、1級を受験するためには2級を持っている必要がありますが
2級はそれより下位の資格を持っていなくても受験できますので

最速の流れは

2級合格→1級合格→C級イントラ

です!

インストラクター講習受講までの流れ

JSBAの会員になる

まず、JSBAのウェブサイトで、JSBAの会員になる必要があります

入力フォームに必要事項を入力し、入会費・年会費を支払うと、申し込み完了です。

入会費:1,000円
年会費:7,000円/年

支払いはクレジットカード(Master,VISA他主要ブランド使用可能)、コンビニ決済から選べます。

なおJSBAの年度切り替えは9月末なので、毎年9月ごろになりますと
会員資格更新のお知らせが届き、更新手続きが必要になります。

なお、上記はWeb会員(ちょっとだけ年会費安い)方なので
会員になっても印刷された会員証や開始は送られてきません。
どちらもWeb上で確認可能ですので、特に困ることは今まで一度もないです。

バッジテスト2級&1級を取得

C級インストラクターを目指すにあたり
最大の難関がここです。

各地のスキー場に開設されているJSBA公認スクールで
検定員の方に滑りをチェックしてもらって、2級、1級それぞれが求める滑りが
正しく出来ているかをチェックされます。

申し込みは、各スキースクールに対して行います。
私は2級、1級ともに札幌国際スキー場で取得しましたので
スキー場のWebサイトから申し込みました。
国際スキー場は事前予約制になってますが、人数に空きがあった時は
当日電話しての予約も受け付けてもらえました。

余談ですが
2級は2回、1級は多分10回くらい受けました。(最後の方回数数えるのやめました。。。)

年に数回しか受験の機会がなく、1級だけで2年半もかかってしまいました。。。(苦笑
1級は生涯で最も苦労した資格の一つになるんじゃないかと思っています。
合格した時は本当にうれしかった。。。。

私は自分でも上手い方ではないと思ってるので、
シンプルに実力不足ではあるんですが
一緒に受験した方を見てると
グラトリをバンバンかましてキレッキレのカービングターン決めるような方や
「3歳からやってます!」的な未来のオリンピアン狙えそうなスーパーキッズも
普通に落とされてましたので、難しいトリックやターンができるかではなく
それぞれの級で求められる滑りが出来ているかで判定されます。

なので、1級合格への最短の道は
難しい滑りをどんどん滑って磨いていくよりも

  • まずはJSBAの教程本を読んで、動きの基礎と、各種技能の定義を覚える
  • 覚えた知識をもとにして、各チェックポイント毎に丁寧に練習する
  • バッジテストにチャレンジ!
  • 不合格の場合、先生のフィードバックをしっかり聞き、自分のビデオなど取りながら復習&練習
  • 再チャレンジ!

このような取り組みが良いと思います。
正直、超地味です(笑)
一人で教本とか読んでても、退屈すぎて全然モチベーションは上がりません。
ただ、JSBA自らが、「これが正解だよ!」と示してくれているので
これを無視する手はないのかなーと思いますね。

なお、教程本はJSBAのオフィシャルオンライストアで購入するのが良いです。
アマゾンや楽天でも売ってますが、中古でなぜか定価より高いのでお勧めしません。
あとはこだわりのない方はメルカリなどのフリマアプリでゲットするのもありです。

バッジテストについては非常に思い入れがありますので
いずれ回顧録でも書きたいなと思っています。

1級を取得できたらいよいよC級インストラクター認定講習へ

さて、1級が取得できましたら、いよいよインストラクターへの道が開けます。
入会時と同じく、JSBAのWebサイトから申し込みましょう。

講習会のカレンダーを見ると、だいたい年に3〜4回程度
日本各地で行われています。
2024年度(2024/10〜2025/10)は
北海道、関東、中部、東北で1回ずつ開催されるようです。

およそ1ヶ月くらい前から申し込みが開始されるのですが
年に数回しかやらない割に、定員が1回30〜40名と少ないので
申し込み開始したら早めに申し込むことをお勧めします。
実際、講師の方に聞くと、定員に達することがほとんどだそうです。
なお、C級インストラクターになるためには
「事故対応救急法」の授業を履修している必要もあります。
これは講習会と同日に実施されるのですが、別の講習という位置付けで
別々に受講料を支払う必要があります。

受講料は

スノーボード事故対応救急講習会:4,400円
C級インストラクター認定講習会:20,900円

です。結構する。。。


なお、C級インストラクター認定は、技術(実技)試験がありません。
バッジテスト1級が実技テストを兼ねているのだと思います。
また、認定講習会は試験ではないので
原則として受講して全カリキュラムをこなせばインストラクターに認定がもらえます。

気が楽です。

そう、気が楽なんです!

しかし、ここが大きな落とし穴でして、、、、
長くなってしまったので、詳しくは次回【受講当日編】でお伝えしたいと思います。

乞うご期待!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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