怪我をした! 走る?走らない?悩ましいランナーと怪我の関係

「走る」と私

こんにちは。私、シュンの怪我に対する考え方を話したいと思います。
あくまで私の個人的な考え方であり、医学的根拠に基づいた見解では全くないので
あくまでご参考程度にしていただくか、単なる読み物としてお楽しみいただければと思います。

マラソン3週間前から立て続けに見舞われたケガ

 実は5月に入ってから、足首、ふくらはぎ、足の指と、立て続けに負傷してしまい、練習が満足にできない日々が続いていました。北海道の長い冬、雪降る早朝の凍える冷気の中、SALOMONのトレランシューズを履いてジョギングしたり、少しでも足がランニングから離れないように取り組んできた背景もあり、ケガで、しかも3週間後にマラソン大会を控えている状況でしたので、非常に辛い時間でした。

慢性的な怪我

 ランナーの怪我というのは外傷による急性的な怪我ではなく、オーバーワークから来る蓄積されたダメージによる慢性の怪我がほとんどです。この手の怪我は走ろうと思えば走れる程度の痛みであることがほとんどなのですが「走りながら治せる怪我」と「休まないとならない怪我」の判別が非常に難しい。おそらくプロのランナーでも難しいのではないかと思います。

怪我をした時の走る走らないの基準

 私は、原則的には次の基準で怪我をしている時の走る走らないを判断しています

走らないようにしている怪我

  • 骨の異常が疑われる時
    骨の異常には「骨折」「ヒビ」「剥離骨折」「疲労骨折」などがありますが、ランニングで関係してくるのは「疲労骨折」が多いかと思います。痛いところや周りを叩いてみて、響く感じがしたら、「あ、やってんな?」と思って練習を休むようにしています。
  • 走っているうちにどんどん痛みが増してくる時
    軽い筋肉や靭帯の炎症であれば、10分ほどジョギングすると、身体が温まってあまり痛みを感じなくなりますが、続ければ続けるほど痛くなる場合はさすがに練習を中止します。
    このパターンは実はあまり経験がないのですが、大迫傑選手も、著書の中で近しいことを仰っておりますので、一つの指標にしていいのではないかなと思います。

痛いからといってすぐ休むのではなく、どこまで走れるのかを試してみる。例えば10分走って4だった痛みが2になったら継続可能だと思うんですよ。それが体が温まってきても悪化する一方なら休んだほうがいい。大迫傑 著「走って、悩んで、見つけたこと。」(文藝春秋)

走りながら直せないか試してみる怪我

  • 身体があったまるにつれて気にならなくなる痛み
    上記の通り、痛みが増すようであれば、休んでいますが、軽減するのであれば、練習を続けます
  • 万が一悪化してもその後休むことができる場合
    近々にレースがある場合などは、大事をとりますが、そうでなければ多少無理もしてしまいます

まとめ

ランニングが習慣化、特に毎日のように走るようになりますと、身体全体で全く気になるところがないという状態のほうが珍しくなってきます。こうなると、少し気になる部位があるからといって休んでいてはなかなか練習もままならないですよね。

いや、市民ランナーで、プロじゃないんだから痛かったら休めばいいじゃん!

とおっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが、それは本当にその通りだと思います。
ランニングだけが人生ではないですし、日常生活に支障が出ない範囲で楽しく走るのが
本来のランニングのあるべき姿だと思います。

ただ、私のように多少のリスク、犠牲を払ってでもランニングでの目標達成を目指したい!
というランナーの方はそうそう練習を休んでもいられませんので
今回ご紹介したような、自分なりのルールを設けて、走る走らないの選択をしてみるのが
よろしいのではと思うので、ご提案させていただきました。

余談ですが
私は、ランニングを始めたてのころ、10km以上走ると必ず右の膝の外側が痛くなり
その都度数日間の回復期間を設けて、直ったら走るを繰り返していました。
ただ、それから1年以上もの間この「10kmで膝痛くなる病」は治らなかったのです。

そういう体だからもう長距離は諦めるしかないのかも

と考えていたのですが、ダメで元々と

  • 膝が痛くなっても耐えられる限り走ってみる
  • 次の日痛みが残っていても少しでも走ってみる

を気力の許す限りやってみました。すると、次第に走っても膝が痛くならない距離が伸びていきました。多分膝周りの筋肉が発達して膝への負担が減ったのかなーと素人ながらに考えていますが
今ではフルマラソン完走しても、大抵は膝の痛みはあまり感じなくなりました。

ということで
私は「怪我=休む」ではなく、怪我の内容を踏まえて判断していますよー
というお話でした。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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