【回顧録】ANA洞爺湖マラソン2025

出走回想録

2025年5月18日(日)開催のANA洞爺湖マラソン2025に参加してきました。

今回の装備

  • シューズ NIKE Vapor Fly Next %3
  • トップス on
  • ボトムス 2XU ランコンプショーツ
  • ソックス イトイエックス(ショート)
  • キャップ 2XU
  • ウォッチ Apple Watch SE(第二世代)

今回の結果

距離:42.195km
グロスタイム:2時間57分01秒
ネットタイム:2時間56分52秒

約8ヶ月ぶりのマラソン

 2024年8月の北海道マラソンから実に8ヶ月。北海道の長い冬を超え、やっと訪れた記録更新の機会です。朝4時起床。4時半に札幌を発ち、中山峠、留寿都を経由して洞爺湖へ。途中休憩しながらのんびりドライブでも7時すぎには現地に到着しました。
 昨年はもう少し実が混雑していた気がしたのですが、もう少し時間が遅かったのかもしれません。洞爺湖に入ってからも比較的すんなりと駐車場に入ることができました。駐車場はE駐車場という荷物預け所から徒歩5分ほどの比較的近い場所で、昨年のバスじゃないといけない距離よりはだいぶ快適。

 ウェアを着替え、テーピング、日焼け止めなど準備を整え、荷物を預けてからスタート地点に向かう。時間は8時20分。整列開始の時刻です。
 今回はBブロックからのスタートということで、周りのランナーの皆さんから猛者感が漂います。
果たして皆さんに食らいついていくことが今の私にできるのか。。。そんな不安も抱えながらスタートを待ちます。

みよ、Bブロックのこの猛者感。
これはどえりゃーところに来てしまったと思っている時の写真です。

周りを見るとタンクトップばっかり!
Tシャツの私、浮きまくり!

Apple Watchつけてるのも周りをみると私くらい。皆さん立派な時計を身につけられてました。

いよいよレーススタート

怪我の状態が気になって仕方ない序盤戦

 5月に入ってから、足首、ふくらはぎ、足の指と、立て続けに負傷して、ボロボロの状態での出場で、不安で不安で、ウォーミングアップでも昨日までと変わらぬ痛み。こんなんで42キロも走れるわけないじゃんという心の声が聞こえます。そんなわけで、もしかしたら初めてのDNFもあるかとビビりながらのスタートでした。

 5キロ過ぎるくらいまでは足を意識するあまり、ズキズキとした痛みが気になって仕方なかったのですが、次第に沿道の皆様の応援や、周りのランナーの熱気、そして自分の集中の影響で痛みを感じなくなりました。

ノってきた中盤戦

 気温は17度前後、曇りで風は多少ありましたが、大きな影響はなく、マラソンにはかなりよいコンディション。25キロ地点までは、飛ばさずにサブ3達成のイーブン±5秒くらいでいいかと思っていたのですが、中間地点を1時間26分で通過(2時間52分完走ペース)とかなりのオーバーペース。しかし、息も全く上がっておらず、心地よさすら感じられており

「これはもしかしたらサブエガもいけるか?」

と欲が出てしまいます。

 ただ、怪我をしていて、いつ足が根を上げるかわからない状況であることも考え、無理にペースアップせず、少しずつペースをイーブンに近づけるというプランで後半に挑むことに。

後から思えば、この判断は大正解。

苦しんだ最終盤

 37キロ地点まではキロ4分10秒前後をキープできるも、案の定、下半身のあちこちが悲鳴をあげ出し、エネルギーも枯渇しかけ意識は朦朧。目に見えてペースダウンし出します。

 40キロ過ぎ。残り2キロの時点ではキロ5分オーバーと、あからさまにペースダウン。この時点でタイムは2時間47分。まだ余裕はあるが、ここで足が止まったらまさかのサブ3未達。重いプレッシャーが胃を締め付け、余計に意識が朦朧とします。

それでも足をあげ、腕を振り、今走れるペースで歩を進めます。そこで目に入った「残り1キロ」の表示と、洞爺湖半のゴール地点につながる公園の入り口。一気に心に火が灯り、ラストスパート。ゴールが目に入りさらに心が軽くなります。

そして、念願のサブ3達成!ゴールで大人気なく叫んでしまいました。

レースを振り返って

怪我をおしてレースに出るのは、あまり褒められたことではないと正直思います。おすすめもできません。それ自体は美談にすべきではない。

ただ、私はこの日にかける想いがあり、覚悟を決めて挑みました。(それでもスタート前の不安は拭えませんでしたが)
きっと、生きていればリスクを負ってでも仕掛けなければいけない局面ってあると思うんです。安全地帯にこもっていたら絶対に到達できない場所。

ただリスクを取るだけじゃなく、その中で最善最良の選択を都度都度行なっていく。
そういう試合巧者な力が、今回の経験でついたような気がしています。

最高の1日でした。これだからやめられない。
ここまでお読みいただき。ありがとうございます。

追伸。AppleWatch、省電力モードで動かしていたんですが、それでもフルゴールしたとほぼ同時に電池切れました。やはりランニング用のウォッチの購入を検討したほうがよさそうです。。。

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